「女性の健康」を保つために
大阪7区

「女性の健康」を保つために

「女性版骨太の方針」は2023年から女性活躍と経済成長の好循環を実現するために重点的に取り組む事項や方針をまとめて内閣府男女共同参画局で発表されています。 わが国最大の潜在力と言っても過言ではない「女性の力」が今後十分に […]

「女性版骨太の方針」は2023年から女性活躍と経済成長の好循環を実現するために重点的に取り組む事項や方針をまとめて内閣府男女共同参画局で発表されています。

わが国最大の潜在力と言っても過言ではない「女性の力」が今後十分に発揮できるようにするためには様々な状況に置かれた女性が課題を解決しつつ、すべての女性が輝く社会づくりに取り組んでいくことが大切です。

その活動の一環として「女性版骨太の方針」は示され、毎月6月をめどに政府決定し各省庁の政策に反映させています。

その動きを受けて女性活躍を実現するには「女性の健康維持」が必要不可欠であると考え、私を含めた各界からメンバーが集まり、「女性版骨太の方針2024年」に向けた提言をまとめることにしました。

党本部政治塾「女性未来塾」で質問を受ける様子(2021年)
党本部政治塾「女性未来塾」で講演する様子(2021年)

経済産業省が女性の健康課題と労働損失の計算を行い月経随伴症げっけいすいはんしょうじょう、更年期症状、婦人科がん、不妊治療」の4つの項目で抽出すると、なんと労働損失が3.4兆円もあることがわかりました。

これを受けはじめに共通認識として女性のライフステージに合わせた健康支援と社会全体の理解を得ることが大切であると方向性を合意し議論をスタートさせました。

また女性活躍が掲げられているものの、女性のリーダーとして活躍されている方は疾患や症状を我慢して今の立ち位置にいる方も少なくない現状もあり、女性特有の疾患の周知を積極的に取り組んでいく必要があると課題も見えてきました。

職場における女性の健康増進、健康診断の推進や検査項目(月経困難症、妊孕性にんようせい、更年期障害、高齢化に伴う骨粗しょう症等の、女性特有の健康に関する項目)の追加、検診・治療に伴う休暇制度への理解の促進を話し合い、次に公教育における健康教育の充実、教員の理解促進等をいかに図るかを考えました。また創薬においても女性特有の疾患薬でもドラックロスやドラックラグの問題が顕著に現れてきていることから、研究開発の環境整備や、薬価等へのインセンティブ導入を目指すことにしました。

これらの話し合いの後に女性活躍のためのライフステージに応じた健康支援の重要性の整理を行い、「女性版骨太の方針2024年」に組み入れたい提言を2つにまとめました。

「女性特有の疾患・症状等によるアンメットニーズ(人々の要求やニーズの中で満たされないもの)に対応した健康支援を行う」

「女性のライフステージの中で見過ごされがちな疾患・症状等の健康問題を解決する科学的根拠に基づく手段の多様化や、医薬品・医療機器へのアクセス改善を進める」

ワンツー議連メンバーとして上川陽子(当時法務大臣)に提言をした際の様子(2021年)

この提言をもって落選中ではありますが政治家として国への働きかけを行ってまいります。