今の苦境を、明日の希望に
政治活動

今の苦境を、明日の希望に

昨今の混乱した政治情勢の中、8月3日に内閣改造が行われました。そんな状況の中で私は改めて「政治家がすべき仕事とは何なのか?」と考えていました。そして出てきた答えは『不可能への挑戦』です。多くの政治家は常にさまざまな事柄に […]

昨今の混乱した政治情勢の中、8月3日に内閣改造が行われました。そんな状況の中で私は改めて「政治家がすべき仕事とは何なのか?」と考えていました。そして出てきた答えは『不可能への挑戦』です。多くの政治家は常にさまざまな事柄に挑戦しています。自分の信じた政策を実現するために、一つひとつ困難を打ち破って乗り越えて行く。果敢に挑み続けるその姿を見て、一人でも多くの人が頑張ろうと前向きに思ってもらえたら…と。

私の政治家人生も「不可能への挑戦」の連続でした。

国会議員になってからは、最初が2012年の自身3回目の選挙でした。私は落選中で相手の現職は「現官房長官」その上に、現在の都民ファーストのような「維新の突風」の中、関係者の誰しもが「とかしきの小選挙区での当選は不可能だ」と予想していました。その落選を覚悟した選挙で再選を果たすことが出来たこと。勿論私一人の力ではなく大勢の方々に支援して頂いたお蔭です。

2つ目は、今、私は地元大阪で手がけている「健都(けんと)」の街づくりです。数年前に「予防医療を国に根付かせるために街を造りたい」と主張すると、ほとんどの医療関係者は「そんなのは絶対無理だ!夢物語だ!」と否定的な意見が大半でした。それが最近では2020年オープンに向けて工事が進む現場をご覧になり、同じ医療関係者の方々も「とかしきさんの絶対諦めない姿勢が良かったね。街づくりがだんだんと形になってきたね。協力するよ!」とまで言ってもらえるようになりました。

3つ目は、「健康増進法」いわゆる「たばこ法案」です。自民党内で受動喫煙対策派と分煙派の相容れない主張が火花を散らす中、着地点は見つかるのか?「郵政」以来の「自民党内の対立!」との報道の中、私は厚労部会長として奔走する日々が続きました。「受動喫煙対策は必要」との共通項を見いだし、徐々に理解して頂き、歩み寄りが始まり、最後はきっちりと自民党内での意見が一致したのです。難局が来ると、乗り越える知恵や味方があちこちから集まって来る。さすがに政権政党「自民党」だと思えた瞬間でした。法案はまだ国会に提出できていませんが、必ずや実現して参ります。

「不可能への挑戦」を乗り越えるコツは、次の3つだと考えています。
1)どんなに逆境に追い詰められても絶対諦めずベストを尽くし切ること。
2 )己を捨て「公」に徹して仕事をすること。
3 )いかなることがあろうとも「感謝」すること。逆境にも感謝!すべては自己責任であり、他者に責任転嫁をしないこと。

この3つを心がけていると、自然に心が明るくなり、困難を乗り越える力が沸々と湧いて来きます。実践から学んだ教訓です。私は政治家として「今日の苦境ではなく、明日の希望に目を向ける」そんな生き方を見いだせる国を創っていきたいと心から思っています。